サルヴァトーレ・サルヴァッジョ
バス・バリトン、バッソブッフォ。
声楽をブルーノ・デ・シモーネ氏、カーティア・リッチャレッリ氏、パオロ・ワシントン氏、ボナルド・ジャイオッティ氏に師事。
ペーザロのロッシーニ オペラ アカデミーでアルベルト・ゼッタ氏、レナート・ブルゾン氏、ルイージ・アルヴァ氏に学ぶ。
トレヴィーゾのトーティ・ダル・モンテコンクールの他、数々の国際コンクールで優勝。
20歳でドニゼッティ作曲「リタ」ガスパレ役としてデビュー。ロッシーニ オペラ フェスティバルでロッシーニ作曲「ランスへの旅」、フェニーチェ歌劇場でチマローザ作曲「秘密の結婚」ジェロニモ役、ヴェルディ歌劇場（ピサ）、ジーリ歌劇場（ルッカ）、トーディ市立劇場（リヴォルノ）にてシモーナ・マルキーニ氏演出によるロッシーニ作曲「チェネレントラ」ドン・マニフィコ役、〈神殿の谷〉野外劇場（アグリジェント）にてルチアーノ・パヴァロッティ氏演出、プッチーニ作曲「ボエーム」ベノア、アルチンドーロ役、リミニ講堂でイヴァン・ステファヌッティ氏演出、マッテオ・サルヴェミーニ氏指揮プッチーニ作曲「トスカ」サグレスターノ役、トスカニーニ協会主催 ロゼッタ・クッキ氏演出、ダレル・アン氏指揮、G.ロッシーニ作曲「ランスへの旅」のトロンボノック男爵役でピアチェンツァ市立歌劇場、ルーゴ・オペラ・フェスティバル、ヴェルディ劇場（ブッセート）、アルフィエーリ劇場（アスティ）に出演。
マッジョ・ムジカーレ・フィオレンティーノ（フィレンツェ）では、ジャン・ルイス・グリンダ氏演出、ファブリツィオ・M・カルミナーティ氏指揮、ドニゼッティ作曲『カンパネッロ』のドン・アンニーバレ・ピスタチオ役、ダミアーノ・ミキエレット氏演出、アレッサンドロ・アゴスティーニ氏指揮、ロッシーニ作曲「セヴィリアの理髪師」ドン・バルトロ役、チマローザ作曲「奥様女中」ウベルト役、アンドレア・チーニ氏演出、アンドレア・バッティストーニ氏指揮、ニーノ・ロータ作曲「フィレンツェの麦わら帽子」ノナンクール役、ロレンツォ・マリアーニ氏演出、ダニエル・オーレン氏指揮、プッチーニ作曲「ボエーム」ベノア、アルチンドーロ役、同オペラ作品においてヴィットーリオ・エマヌエーレ劇場（メッシーナ）ではショナール役、カリアリオペラ劇場（カリアリ）では、「アーペ・ムジカーレ」ドン・ニッビオ役、ジョナサン・ミラー氏演出、モーツァルト作曲「フィガロの結婚」ドン・バルトロ役、ポリテアーマグレーコ劇場（レッチェ）では、ロッシーニ作曲「チェネレントラ」ドン・マニフィコ役、フィラルモニコ劇場（ヴェローナ）ではドニゼッティ作曲「愛の妙薬」ドゥルカマーラ役、「ドン・パスクワーレ」タイトルロール、モーツァルト作曲「フィガロの結婚」ドン・バルトロ役、ステファノ・ヴィツィオーリ演出、ロッシーニ作曲「アルジェのイタリア女」タッデーオ役を務める。
日本の横浜みなとみらいホールにてミヒャエル・ハンペ氏演出、村中大祐氏指揮、チマローザ作曲『秘密の結婚』ジェロニモ役、モーツァルト作曲『フィガロの結婚』ドン・バルトロ役、アイルランドのウェックスフォードフェスティバルにてニーノ・ロータ作曲「フィレンツェの麦わら帽子」ノナンクール役、ポーランドのモーツァルトフェスティバルにて「ドン・ジョヴァンニ」レポレッロ役、ジェシェフのフィラルモニカ劇場にてドニゼッティ作曲「ドン・パスクワーレ」タイトルロール、ロッシーニ作曲「セヴィリアの理髪師」ドン・バルトロ役、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館にてモンテヴェルデ作曲「オルフェオ」プルトーネ役、ロンドンのカドガンホールにてロッシーニ作曲「セヴィリアの理髪師」ドン・バジリオ役、スペインのビクトリア・エウヘニア劇場、ガヤーレ劇場にてロッシーニ作曲「チェネレントラ」ドン・マニフィコ役で出演。
又、ミケーレ・グアルディ氏によるオペラ・モデルナ、マンゾーニ原作「婚約者」のドン・アッボンッディオ役でイタリア全国公演ツアーに参加。
オペラ作品の他、2019年、2020年には自身のオーケストラ Orchestra Regionale Sicilianaと共に中国全国コンサートツアー、又、日本、イギリス、カナダ、ドイツの他、本国イタリアでも多数コンサートを行い、企画、演出や歌手育成にも携わる。
1996年にグロッテ ロッシーニ音楽協会を立ち上げ、シチリアでのコンサート企画や音楽活動の他、オペラカンパニー・ブッフォニスティを結成し、幕間劇を中心に本公演や音楽鑑賞教室を開き音楽教育にも尽力する。
2021年には、ノルウェーのスタヴァンゲル音楽大学に演奏、指導者として招待され、同大学オペラ公演プッチーニ作曲「ジャンニ・スキッキ」タイトルロールを務める。
2022年より、マルゲリータ女王劇場（ラカルムート）の再開を機に、劇場のオペラアカデミーを開校する。